ウィンタースポーツファンにも
楽しんでもらえるゲレンデづくりを。
ウィンタースポーツファンにも 楽しんでもらえるゲレンデづくりを。
Q 現在の仕事内容を教えてください。
つがいけマウンテンリゾートで、OUT事業部ゲレンデ管理課として、夏は圧雪車や降雪機の整備、ゲレンデの整備を、冬は圧雪や降雪を担当しています。夏の業務では、冬に使用した圧雪車や降雪機のオイル交換、フィルター交換、足回りの整備など次の冬に向けて、問題なく使用できるように整備をしています。また、冬に向けたゲレンデの整備も夏に行なっており、グリーンシーズン中に生えた草や木々を刈ったり、地面を整えたりすることで、ゲレンデの土台づくりをしています。冬の圧雪や降雪は、お客さまが帰った後に作業するため24:00に出勤します。基本的な作業としては、降雪機で雪を造り、圧雪車を使って日中お客さまが滑ったゲレンデを綺麗にする作業です。雪が降ると施設周りや屋根に雪が積もるので、それらの除雪作業を行う日もあります。長いシーズンを乗り越えるためにも、水と空気を混ぜたものを降雪機で空気中に撒く降雪作業が欠かせません。夕方など冷え込んで来てから降雪作業を始め、できた雪は朝方から圧雪車で押してゲレンデを造る流れになります。
Q 入社した経緯を教えてください。
小中高とずっとウィンタースポーツをやっており、ホームゲレンデとしてつがいけマウンテンリゾートで練習をしていました。そんな自分が生まれ育った小谷・白馬エリアの素晴らしさを1人でも多くの方へ届け、この地に恩返しをしたいと思い入社しました。もともとアルバイトとしてスキー場でパトロールをしており、これからも自然のなかでできるような仕事をしていきたいなと志すようになりました。この大自然のなかで仕事をしていると、鳥の鳴き声や木々が揺れる音が聞こえ五感が研ぎすまれていくような感覚で、生きているなと実感することがあります。雲の動きや四季の移ろい、日々移り変わる自然の姿は毎日見ていても飽きることはありません。こんな大自然の良さを自分だけが感じているのはもったいないので、唯一無二のつがいけの良さをたくさんの人に知ってもらえると嬉しいです 。
Q 仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。
冬は、自分で圧雪したゲレンデで、お客さまが楽しそうに滑っていただいている姿を目にしたとき、やりがいを感じます。また、そのためにはゲレンデ造りで使用する圧雪車や降雪機整備も欠かせません。冬場は、毎日のように圧雪車や降雪機を使うため故障が多く、経験のない故障に直面することもありました。その度に新しい修理方法を経験できるため、毎年少しずつ対応できる整備が増えることもモチベーションになっています。初めての修理でわからないときは、先輩社員に聞いたり、メーカーさんに直接相談し修理する場合もあるため、作業手順を覚えるためにメモや写真で記録し、対応できる作業を着実に増やしていくことを心がけています。
Q 今後NSDでやりたいことや挑戦したいことを教えて
ください。
昔はこのゲレンデで遊べていたコースが、自然由来のさまざまな要因で遊べなくなってきているため、もっと楽しんでいただけるゲレンデを造っていきたいです。ウィンタースポーツでは、「地形遊び」といいゲレンデの地形を活かして滑る遊び方があるのですが、降雪量やゲレンデとして使用できる面積の関係で、遊べる範囲が減ってきています。ただ、当ゲレンデにはまだ使用できていませんが、地形遊びに適した場所がたくさんあるため、ゲレンデとしての伸び代を感じています。そのために必要な交渉やゲレンデ整備などに力を入れていきたいです。お客さまにおもしろいと思っていただけるゲレンデにしていくことで、「つがいけ、おもしろいらしいよ!」という口コミが広がり、より多くのスキー・スノーボードファンの方の来場に繋がればうれしいです。また、当施設へ来場いただくことで、周辺の旅館や観光施設が盛り上がるきっかけづくりになると考えています。そのため、まずはスキー場にとって一番の商品であるゲレンデを、より良いものにしていくためのゲレンデ管理に挑戦し続けます。
Q 休日の過ごし方を教えてください。
バイクが好きなので、夏はツーリングに行くことが多いです。目的地は決めずに、その時の気分で1人気ままに走ることもありますし、後輩を誘って一緒に走ることもあります。冬は、自分が圧雪したゲレンデを確認する意味も込めて、退勤後に滑ることもあります。滑ることで、圧雪車ではわからない感覚を感じられ気づくこともあるため、実際に滑ってみることは大事にしています。